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iDVD の一般仕様および要件

以下に iDVD プロジェクトの仕様を示します:

すべての項目を収める:ディスクに書き込めるデータの量
プロジェクトのサイズは、分または時間(時間的な長さ)ではなくギガバイトで考えてください。DVD に記録できる容量は、プロジェクトの複雑さ、エンコード方法、書き込む DVD の種類など、さまざまな要因によって変わります。たとえば、多くのメニューや手の込んだトランジションを持つ複雑なプロジェクトでは、実際のムービーやスライドショーに使える容量が少なくなります。

4.2 ギガバイトのコンテンツは、1 枚の 1 層ディスクに収まり、60 分のビデオに相当します。

7.7 ギガバイトは、2 層ディスクに収まり、120 分のビデオに相当します。

プロジェクトを作成する
以下に「iDVD」でプロジェクトを構築するためのガイドラインを示します:

プロジェクトは、99 個のトラックで構成されています。したがって、1 つの iDVD プロジェクトには、最大 99 のスライドショーやムービーを任意に組み合わせて入れることができます。使用しているトラック数は、「プロジェクト情報」ウインドウ(「プロジェクト」>「プロジェクト情報ウインドウ」と選択します)の「トラック」メーターで確認できます。

1 つのプロジェクトには最大で 99 のメニューを作成することができ、それぞれのメニューにはサブメニュー、スライドショーまたはムービーにリンクするボタンを 12 個まで作成することができます。1 つのメニューに作成できるボタン数は、使用しているテーマによって異なります。

DVD 内のメニューには、メニューの表示中に再生する背景ムービーのほか、ビデオが表示されるボタン(「モーションボタン」と呼びます)を含めることができます。これらの「モーションメニュー」のビデオは、合計で 15 分間再生できます。合計再生時間が 15 分を超えていると、DVD を作成することができません。プロジェクト内のすべてのメニューの再生時間は、「プロジェクト情報」ウインドウで随時確認できます。

1 つの iDVD プロジェクトには、最大 30 個のメニューを含めることができます。

1 つのムービーには、最大 99 個のチャプタマーカーを作ることができます。「iDVD」では、ムービーの最後の 1 秒にあるチャプタマーカーは認識されません。

スライドショーを作成する
以下に「iDVD」でスライドショーを作成するためのガイドラインを示します:

1 つの iDVD プロジェクトには、イメージを 9,801 個まで追加することができます(イメージのサイズによってはこれよりも少なくなります)。この規定は、1 層ディスクへの書き込みと 2 層ディスクへの書き込みの両方に適用されます。スライドショーで使用するイメージは 99 個ごとに、プロジェクトで使用できる 99 トラックの内の 1 つを占有します。したがって、スライドショーに 300 個のイメージがある場合、4 トラックが使われることになります(最初の 3 トラックのそれぞれに 99 個のイメージ、4 番目のトラックに残りの 3 個のイメージ)。「iDVD」の「プロジェクト情報」ウインドウに、プロジェクトで使用されているトラック数が表示されます。

スライドショーは、ドロップゾーンで作成できます。ドロップゾーンにある各スライドショーには最大 99 個のイメージを含めることができます。

DVD を作成する
「iDVD」を使うと、簡単にプロジェクトをディスクに書き込むことができます。

DVD は、コンピュータに内蔵された SuperDrive または外付けの書き込み装置で作成できます。

「iDVD」では、DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RW、および DVD+R DL(2 層)ディスクへの書き込みができます。1 層ディスクに収められるプロジェクトには、DVD-R ディスクフォーマットを推奨します。

「iDVD」では、DVD に書き込む前にビデオのエンコードが行われます。エンコーディング設定は 3 種類あり、プロジェクトのサイズや複雑さなどいろいろな要素に従って選択できます。最良の結果を得るには、プロジェクトの作成を開始する前にエンコーディング設定を選択します(「プロジェクト」>「プロジェクト情報」と選択)。

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