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iDVD エンコーディング設定について

作成する DVD のビデオ品質には、主に 2 つの要素が影響します。1 つは、素材の品質です。インターネットからダウンロードされた QuickTime ムービーや VHS ビデオなどの解像度の低いムービーでは、DV カメラや HDV カメラで撮影したビデオや、iMovie、Final Cut Express、Final Cut Pro などのビデオ編集ソフトウェアで編集された映像のような品質は得られません。

もう 1 つは、ビデオのエンコード方法です。DVD にプロジェクトを書き込むときには、最初にビデオが「エンコード」されます。選択できるエンコーディング設定は 3 種類あり、プロジェクトの長さやプロジェクトの書き込みにかかる時間などの要素に従って選択します。

「iDVD」のエンコーディング設定は、次の通りです:

処理能力を優先する

「処理能力を優先する」を選択すると、ディスク作成より前のユーザがプロジェクトの作業を行っているときから、バックグラウンドでビデオがエンコードされます。このため、最終的な DVD の作成にかかる時間が大幅に短縮されます。このオプションは、プロジェクトの長さが 1 時間以内で、1 層ディスクを使用するときに適しています。プロジェクトを短時間で完成でき、ビデオの長さに対して最高のエンコーディング品質が得られます。

「処理能力を優先する」では、プロジェクトを容易にディスクに収めることができる範囲で、事前定義の高品質のビットレートが選択されてビデオがエンコードされます。1 枚のディスクに詰め込む必要がある比較的大きなプロジェクトの場合は、ほかのエンコーディングオプションを選択してください。

高品質

これは、1 〜 2 時間の比較的大きなプロジェクトで、1 層ディスクを使用するときに最適なエンコーディングオプションです。この設定では、ディスクに収める必要があるデータの量に対して可能な、最高のビットレートが使用されます。このオプションは、唯一、高いビデオ品質のビットレートですべてのデータを 1 枚のディスクに「詰め込む」ことができるオプションです。バックグラウンドでエンコードが自動的に行われることがないため、ディスク作成には時間がかかります。エンコーディング処理は、ユーザがプロジェクトの作業を開始するときではなく、DVD を作成するときに始まります。

最高品質

「最高品質」オプションを選択すると、最新のテクノロジーによってビデオがエンコードされ、作成する DVD は最高のビデオ品質になります。このオプションは、プロジェクトの長さに関係なく選択できます(1 層ディスクの場合は最高 2 時間、2 層ディスクの場合は最高 4 時間になります)。「最高品質」のエンコードには時間がかかるため(たとえば、1 つのプロジェクトをエンコードするのに「高品質」オプションの 2 倍の時間がかかります)、このオプションは時間が気にならない場合にだけ選択するようにしてください。

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